【Googleアドセンス】MicroCMSとNext.jsで合格した方法を紹介します
GoogleAdSenseの審査に合格できない。どうしたら合格できるのかな。
今回はGoogle AdSenseに関するお話です。
先月MicroCMSとNext.js、Vercelを使用して制作したブログが、ありがたいことにGoogle AdSenseの審査を通過することができました!
以前はWordPressで運用していたのですが、初めてのブログで失敗が多く、10ヶ月、11回の審査でも合格できず、成功が見込めなかったので、今回新たにブログを構築しなおしました。結果的に今回のブログでは制作期間を除いて1ヶ月もかからず合格しました。
そこで今回は、失敗した経験を踏まえてGoogle AdSenseに合格した私が
- Google AdSenseとは
- WordPressでよくない?
- 合格のために改善したこと
について紹介します。
ぜひ最後までご覧いただき、参考にしていただけると幸いです。
Google AdSenseとは?
Google AdSenseは、ウェブサイトやブログに広告を掲載し、その広告が表示されることで収益を得ることができるサービスです。
AdSenseの仕組みはシンプルです。まず、サイト運営者はAdSenseに申し込み、審査を通過します。審査が通れば、広告コードを自分のサイトに埋め込みます。その後、Googleが提供する広告が自動的にサイトに表示され、訪問者が広告を表示することで収益が発生します。
WordPressでよくない?
まず初めに、なぜWordPressではなくMicroCMSを利用してブログを制作したのかについて紹介したいと思います。
理由は、今までのエンジニア経験を活かして筆者オリジナルのメディア・プロダクトを作りたかったからです。MicroCMSについての詳細は省きますが、収益だけを目標にするのであれば、WordPressを利用する方が確実に良いです。
理由は以下の通りです。
- もともとブログがSEOに特化している
- サーバー代が安い
この2つのメリットが大きいです。
それぞれ解説します。
もともとブログがSEOに特化している
WordPressはもともとブログ運営に特化しており、SEO対策がしやすく設計されています。そのため、初期設定も簡単で、幅広い人がターゲットにブログ運営を始めやすい環境が整っています。
一方、MicroCMSでブログを制作する場合、SEO対策を一から自分で行う必要があります。SEO対策どころか、ブログの構造自体も自作する必要があります。このリアル大学生ブログでも日々不具合が見つかり、修正を行なっています。そのような根気がある人のみ、MicroCMSを使用することをおすすめします。
サーバー代が安い
サーバーによってはさらに安くなることもありますが、筆者はXserverで月約1000円でWordPressを運用していました。
一方、MicroCMSに移行してからは、Vercelでホスティングしており、月約3000円のコストがかかっています。これは大きな赤字ですね(笑)。
ある程度の予算が必要な上に、少し収益が入ったとしても赤字になってしまうことが多いです。
それでも自分だけの独自のブログを構築したいという方には、MicroCMSを試してみる価値があるかもしれません。
合格のために改善したこと
続いては筆者が前回の失敗を踏まえて、Google AdSense合格のために改善したこと・感じたことについて解説したいと思います。
Google AdSenseに合格するための基本的な対策については、紹介している別のサイトが多いので省きます。
「アドセンス 対策」などで検索すればたくさんの記事がヒットすると思うので、そちらをご覧いただいたうえで、これから紹介する内容を参考にしてみてください。
また、Google AdSenseの審査基準は未公開なのであくまでも参考程度にお願いします。
- ページは全てインデックスした
- プロフィールを充実させた
- 記事を15記事以上書いた
- Search Consoleのエラーをなくした
- メタ情報を適切に設定する
- 写真にAlt属性をつける
ページは全てインデックスした
まず1つ目です。
筆者はブログの中で、「検索ページ」以外は全てインデックスさせました。
インデックスしたページは以下の通りです。
- トップページ
- プロフィール
- お問い合わせ
- プライバシーポリシー
- カテゴリーページ
- 記事ページ
- 検索ページ(noindex)
- HTMLサイトマップ(なくても良い)
noindexについて
よく、特定のページにはnoindexを設定するという話を聞きますが、そもそもnoindexを設定するようなページは作らないことをお勧めします。
noindexというのは、Googleにページの存在を知らせないということになります。つまり、あってもなくてもGoogleからの評価は何も変わりません。
インデックス関連の失敗は繊細で管理が難しいため、最初からインデックスさせたいページだけを作成するべきだと筆者は思います。
検索機能・検索結果ページについては設置が必須レベルです。ただしページ自体には何も有用性がないので、これは特別にnoindexしましょう。
カテゴリーについて
また、カテゴリーページについては、1つのカテゴリーに対して最低でも5記事以上を用意することをお勧めします。5記事以下だとコンテンツが少ないため、有用性のないページと判断され、審査に落ちる可能性があります。
また、カテゴリーは最大1つか2つまでにしておきましょう。Googleは様々な分野を紹介する雑記ブログより、特定の分野に特化した記事を評価します。
HTMLサイトマップについて
HTMLサイトマップについては必須ではありませんが、あったらなお良いといったレベルです。私は設置したかったのでしっかりインデックスしました。
プロフィールを充実させた
次の改善点として、プロフィールページを充実させました。
具体的には、単純にプロフィールの分量を約2倍に増やしました。Googleは筆者のプロフィールを重視している可能性があるため、詳細な情報を記述することをお勧めします。
プロフィールについても、あまりにも分量が少ないと有用性の低いページと判断される可能性があり、不合格の原因となるかもしれません
記事を15記事以上書いた
続いては記事の量です。
ここでは15記事と書きましたが、正確な基準があるわけではありません。
筆者は多いときで、12記事で審査に出していましたが、全く合格の気配はありませんでした。一方、合格した際には約20記事を公開していました。これが合格につながった可能性があります。
記事数を増やすことで、サイト全体のボリュームや情報の充実度が高まり、Googleにとって有用なコンテンツとして評価される可能性が高くなります。
とはいっても10記事程度でも合格する方はいるようです。基準がよくわからないですね。
Search Consoleのエラーをなくした
続いてはカバレッジエラーの削減です。
私は以前のブログから移行する際にドメインも変更しました。これにより、ドメインに関連していたSearch Consoleのエラーも全て解消しました。これが合格につながった要因の一つではないかと考えています。
以前のドメインでは、私の管理が不十分だったために、404ページ(インデックスされているにもかかわらず存在しないページ)が大量に発生していました。これがSEO評価に悪影響を及ぼしていたと思われます。
ドメインを変更する際に、これらの問題を全て払拭し、エラーを出さないように意識しました。これによって、サイトの健全性が向上し、Google AdSenseの審査合格に繋がったと考えています。
メタ情報を適切に設定する
これはWordPressを使用せずに、1から作成する場合に特に重要なポイントです。
WordPressでは基本的に1箇所を設定すればメタ情報も全て適切に設定されますが、MicroCMSで自作する場合はそうはいきません。各ページごとに適切なメタ情報を設定する必要があります。
またメタ情報を適切に記述しなければ、SEO評価も上がりません。ぬかりなく記述しましょう。
メタ情報については以下の記事で詳しく解説しています。
写真にAlt属性をつける
これは実際にやっている人は限られるかもしれませんが、筆者は写真全てにAlt属性を追加しました。
写真にAlt属性をつけることは、ウェブアクセシビリティの観点から見れば重要ですが、必須かと言われれば「?」です。
記述方法は以下の通りです。
<img src="./image.jpg" alt="犬の写真">
念の為Alt属性も記述しておくことをお勧めします。
最後に
ここまでMicroCMSとNext.jsを使用してGoogle AdSenseに合格する方法について紹介しました。
本当に合格することができるのか心配ではありましたが、無事WordPressでなくても合格することができました。
オリジナルのブログで愛着が湧きますし、プログラミングを使ったプロダクトの開発の良い経験になります!
とてもおすすめなので、興味がある方はぜひ試してみてくださいね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。