手順

ログインの必要なページにGoogleアドセンスの広告を表示させるには、クローラがログイン情報を利用して、実際にログイン可能な状態にしておく必要があります。

クローラとは、インターネット上のWebサイトを巡回して情報を収集するプログラムのこと。

サイト側とGoogleアドセンス側でそれぞれ必要な手順を紹介します。

サイト側

まずはサイト側で必要な手順を紹介します。

クローラ用ログイン情報の用意

クローラ用のログイン情報を用意しておく必要があります。

例えば、メールアドレスとパスワードが必要なログインフォームであれば、クローラ用のメールアドレスとパスワードを用意しておきましょう。ログインが可能であれば、何でも問題ありません。

Googleアドセンス側

次にGoogleアドセンス側で必要な手順を紹介します。

ログイン情報の登録

サイト側で用意した、クローラ用ログイン情報をGoogleアドセンスに登録します。

Googleアドセンスのコンソール画面から「アカウント」->「アクセスと認証」->「クローラアクセス」の順に進みます。

「ログイン情報を追加」をクリックで、実際にクローラがログインできるようにログイン情報を設定します。

以下は設定内容です。

制限付きURLまたはディレクトリ

ここにはログインの必要なディレクトリを指定します。冒頭で紹介したリクビジョンの場合は、/service ディレクトリ全体がログインの必要なページのため、https://rikuvision.realunivlog.com/service としました。

ログインURL

これはログインページのURLを指します。リクビジョンの場合は以下のページです。

ログイン

ログイン方式

ログインの主流はPOSTですが、それ以外の場合はGETやPlain HTTPを選択します。

ログインパラメータ

ここには先ほど用意したクローラ用ログイン情報を入力します。formのinputのnameに対応するログイン情報を入力します。

以下はメールアドレスとパスワードが必要なログインの例です。

# name = value の形
email = example@gmail.com
password = Example1111

入力を終えたら、「ログイン情報を追加」をクリックして登録を完了します。

数時間ほど経つと、登録した「制限付きディレクトリまたは URL」のステータスが「クロール」と表示されます。

これで広告を貼る準備は整いました。

注意点

いくつか注意点があるので紹介します。

それぞれ解説します。

nofollowタグは外す

nofollowタグは外しておきましょう。nofollowを設定していると、クローラはそもそもサイトにアクセスすることが不可能となるため、Googleアドセンスの広告を貼ることができません。

noindexは問題なし

noindexタグについては付けても問題ありません。noindexはnofollowとは異なり、インデックスがされないだけなので、クローラはアクセスすることができます。

最後に

ここまで、ログインが必要なページにGoogleアドセンスの広告を貼る方法について紹介しました。

Supabaseでログインを自作していることもあり、クロールされるか不安でしたが問題ありませんでした。

ぜひ参考にしてみてください。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。