【Flutter】iOSアプリにGoogleAnalyticsを導入する手順を紹介

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2024年8月15日2025年2月9日
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FlutterにGoogleAnalyticsを導入したいが、方法がわからない。手順を教えて!

ブロガーやエンジニアの方々にはお馴染みのGoogle Analytics(以下、GA4)ですが、Webだけでなくモバイルアプリにも導入することができます。

筆者は元々WebのみでGA4を利用していたため、モバイルアプリでも利用できることを知りませんでしたが、モバイルアプリの開発を進める中でそれを知り、実際にFlutterに実装してみました。

この記事では、GA4をFlutter製のiOSアプリに導入する手順を紹介します。

ステップは以下の通りです。

  • GoogleAnalyticsとは?
  • 導入手順

最後までご覧いただき、参考にしていただけると幸いです。

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GoogleAnalyticsとは?

Google Analyticsは、Webサイトやアプリの利用状況を追跡・分析するためのツールです。

これを利用することで、ユーザーの行動、流入経路、セッションの長さなど、様々なデータを収集できます。例えば、流入者の性別や年齢、アクセス時の所在地(市区町村までであり、住所まで特定されることはありません)、使用しているデバイスや国などの情報を把握することができます。Webマーケティングなどには必須のツールです。

※知ることのできる情報は他にも色々あります。

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導入手順

それでは、実際にFlutter製アプリにGA4を導入して分析を行う方法を紹介します。GoogleのFirebaseというサービスを利用して実装します。

大まかな手順は以下の通りです。

  • Firebaseにログイン
  • プロジェクトを作成
  • Flutterに実装

それぞれ解説します。

Firebaseにログイン

まず、GoogleアカウントでFirebaseにログインし、右上の「Go to Console」をクリックして、Firebaseコンソールページに遷移してください。

プロジェクトを作成

プロジェクトの作成を行います。Firebaseコンソールから「プロジェクトの作成」をクリックし、プロジェクト名を設定します。プロジェクト名は自由に設定可能です。

Google Analyticsを導入するか聞かれるので、「有効にする」を選択して進みます。次にGoogle Analyticsのアカウントを指定します。これはFirebaseではなくGA4を扱う際に必要なアカウントです。まだアカウントを持っていない場合は、新しく作成してください。プロジェクトの作成が完了すると、そのプロジェクトのコンソールに遷移します。

Flutterに実装

まず、先ほど開いたプロジェクトコンソールの「アプリにFirebaseを追加して利用を開始しましょう」の選択肢からiOSを選択してください。ここから実際にFlutterに実装していきます。

アプリの登録

まず、「アプリの登録」では「AppleバンドルID」と「App Store ID」を入力します。「AppleバンドルID」はXcodeの「Runner Target」設定の「General」内の「Bundle Identifier」から確認できます。「App Store ID」は、App Storeに公開済みであれば入力しましょう。App StoreのアプリURLの末尾にある、idxxxxxxxxxxxxxxxxの部分が該当します。

設定ファイルのダウンロード

次に、「GoogleService-info.plist」をダウンロードし、「/ios/Runner/info.plist」と同じ階層に設置します。

Firebase SDKの追加

Firebase SDKの追加についてはFlutterから実装します。次の手順で進めれば問題ありません。

Flutterの/ios/Podfiletarget 'Runner' doの中に、以下のように記述します。

target 'Runner' do
  # 既存のコードはそのまま
  pod 'Firebase/Analytics'
end

その後、/iosディレクトリでpod installを実行すればOKです。

初期化コードの追加

最後に、初期化コードの追加を行います。AppDelegate.swiftに以下の記述を追加してください。

import FirebaseCore // ここを追加

@UIApplicationMain
class AppDelegate: UIResponder, UIApplicationDelegate {
  
  func application(
    _ application: UIApplication,
    didFinishLaunchingWithOptions launchOptions: [UIApplication.LaunchOptionsKey: Any]?
  ) -> Bool {
    FirebaseApp.configure() // ここを追加
    return true
  }

  // 既存のコードはそのまま
}

これで設定は完了です。このアプリにユーザーが訪れることで、GA4が機能するようになります。

GoogleAnalyticsでログイン

最後に先ほど作成したGA4のアカウントでGoogle Analyticsにログインし、分析情報を確認できます。またはFirebaseコンソールの「Analytics Dashboard」からもデータを確認することができます。

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最後に

ここまで、Flutter製のiOSアプリにGA4を導入する方法について紹介しました。GA4の導入は特別難しいわけではなく、手順に従えば比較的簡単に実装することができます。

また、今回GoogleService-info.plistを追加したことで、GA4だけでなくさまざまなFirebaseの機能を活用できるようになりました。Firebaseで新たな機能を実装する際には、ぜひ記事にして共有したいと考えています。皆さんもぜひ挑戦してみてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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ブログ運営者
筆者
あらた
  • 21歳
  • 千葉県在住
  • 文系大学生|26卒
  • 経営学部 マーケティング学科
  • Webエンジニアインターンに参加中
  • インターン:Vue.js, Laravel
  • 個人開発:Next.js

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