※この記事はMacユーザー向けの記事です。Windowsではまだ試したことはありませんが、近々試した際には記事を更新したいと思います
開発者の方々は、ターミナル上でさまざまなコマンドを実行しますね。
例えば、git checkout masterのようなgitのcheckoutコマンドは特別長いわけではありませんが、高頻度で入力するため、何度も入力するのは少し面倒です。エイリアスを使うことで、gco masterのように省略することができます。
そこで今回は、
毎回コマンドが長くて、打つのがめんどくさいな。省略とかできないのかな。
※この記事はMacユーザー向けの記事です。Windowsではまだ試したことはありませんが、近々試した際には記事を更新したいと思います
開発者の方々は、ターミナル上でさまざまなコマンドを実行しますね。
例えば、git checkout masterのようなgitのcheckoutコマンドは特別長いわけではありませんが、高頻度で入力するため、何度も入力するのは少し面倒です。エイリアスを使うことで、gco masterのように省略することができます。
そこで今回は、
について解説します。
ぜひ最後までご覧いただき、参考にしていただけると幸いです。
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まずはエイリアスについて紹介します。
エイリアスは、長いコマンドを短い別名で呼び出せるようにするための設定です。
これを設定することで、頻繁に使用するコマンドを短縮して入力できるため、作業効率が向上します。
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次に実際にエイリアスを設定する方法を紹介します。
手順は以下の通りです。
それぞれ解説します。
エイリアスを設定するためには、zshrcファイルまたはbashrcファイル(Macのデフォルトはzshrc)に記述を追加する必要があります。
まず、そのファイルがどこにあるのかを確認しましょう。
ターミナルを開いて以下のコマンドを実行してください。
ls ~
lsはディレクトリの中身を見るコマンド
~(チルダ)はホームディレクトリを指す
すると、ユーザーのホームディレクトリの中身が表示されます。
ホームディレクトリの中には、.gitconfigなどプログラミングにおいて重要な他のファイルも含まれていますが、これらのファイルは隠しファイルとして扱われるため、通常のlsコマンドでは表示されません。
隠しファイルを表示するには、以下のコマンドを実行してください。
ls -a ~
-aのオプションをつけることで、隠しファイルを含むホームディレクトリの中身が表示されます。この中に.zshrcファイルがあるはずです。
次にエイリアスの記述を追加していきましょう。
ターミナルで以下のコマンドを実行して、zshrcファイルを開きます。
vi ~/.zshrc
viはファイルの中身を編集するためのコマンド
nanoでも代用できます
viエディタでファイルが開かれたら、編集モードに入る必要があります。
iキーを押して、挿入モードに切り替えてください。そして空いているスペースに以下(例)のように記述します。
alias gco='git checkout'
エイリアスはaliasで定義します。ここではgit checkoutをgcoに省略したということになります。
記述が終わったら、挿入モードを終了する必要があります。Escキーを押してノーマルモードに戻ってください。
次に、:キーを押すとコマンドモードに切り替わります。
コマンドモード内で以下のコマンドを入力して、ファイルを保存して終了します。
wq
wqはファイルを上書き保存して終了という意味
最後に、ターミナルで以下のコマンドを実行することで、先ほどのエイリアスが反映され、使えるようになります。
source ~/.zshrc
これで、例に示したgcoを入力すると、git checkoutコマンドが実行されるようになります。
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それでは私が普段使用しているエイリアスを例として紹介します。
あくまで参考ですので、お好みでカスタマイズしてください。
alias ga.='git add .'
alias gcm='git commit -m'
alias push='git push'
alias stash='git stash'
alias gh='git history'
alias gbr='git branch'
alias gco='git checkout'
alias pull='git pull'
alias ni='npm install'
alias nu='npm update'
alias ns='npm start'
alias nrb='npm run build'
alias nrd='npm run dev'
alias ci='composer install'
alias cu='composer update'
alias pas='php artisan serve'
alias pam='php artisan migrate'
alias dcu='docker-compose up'
alias dcd='docker-compose down'
alias dcr='docker-compose restart'
alias py='python'
alias py3='python3'
まだまだありますが、これらのコマンドを高頻度で使用しています。
DjangoやGoなど、普段扱うコマンドのエイリアスを作成してみてください。
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ここまでMacでエイリアスを設定して、コマンドを省略する方法について紹介しました。
実は筆者もこの設定は最近知ったのですが、地味に打ちにくいコマンドなどもエイリアスを使うことで、秒で入力することができるため、かなり開発効率が向上しました。
ぜひエイリアスを導入して、快適なエンジニアライフを送ってみてください。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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