【チェリーピックとは】GItで特定のコミットのみを反映する方法を紹介
gitのチェリーピックって何?どんな場面で使用するの?
今回はgitコマンドのチェリーピックについて紹介します。
commitについての最低限の知識が必要になるので、まだの方はこちらを先にご覧下さい。
ステップは以下の通りです。
- チェリーピックとは?
- 使用場面
- 使用方法
最後までご覧いただき、参考にしていただけると幸いです。
チェリーピックとは
チェリーピックとは、Gitにおいて特定のコミットを他のブランチに反映する操作のことを指します。普通なら、ブランチ間での変更の反映はマージによって行われますが、チェリーピックを使用すると特定のコミットだけを選んで適用することができます。
次のステップで詳しく解説します。
使用場面
例えば、ブログの開発を想像してください。
メインのブランチはmasterとします。feature/#1というブランチでプロフィールページを作成したとしましょう。そして、以下のようなコミットがあったとします。
#1 add: 目次追加 コミット番号:0000000
#1 fix: ボタンカラー変更 コミット番号:1111111
#1 add: ページ作成 コミット番号:2222222
これらのコミットをメインであるmasterに反映させる場合、通常はマージを行います。しかし、例えば「ボタンカラー変更」が不要だったらどうでしょうか。マージすると、そのコミットも反映されてしまいます。
そんな時に活躍するのがチェリーピックです。3つのコミットのうち、「ボタンカラー変更」を除いた2つのコミットを指定してmasterに反映させることができます。
別の例としては、一度revertしてしまったコミットをもう一度反映させたい場合にも使用できます。
使用方法
それでは、実際にチェリーピックを実行してみましょう。非常に簡単です。
先ほどの例を参考に、「ボタンカラー変更」以外をmasterに反映させてみます。
masterブランチ上で、次のコマンドを実行します。
git cherry-pick 0000000
git cherry-pick 2222222
これで指定した2つのコミットだけがmasterに反映されます。
最後に
ここまでGitのチェリーピックについて紹介しました。
このコマンドは知らない方も多いのではないでしょうか。使用方法はとても簡単で、知っているだけで開発効率が上がるのではないかと思います。ぜひ活用してみてくださいね。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。